「シリコンバレー精神」

シリコンバレー精神 -グーグルを生むビジネス風土 (ちくま文庫)

シリコンバレー精神 -グーグルを生むビジネス風土 (ちくま文庫)


先日発売された「私塾のすすめ」をもって、当分新しい本は出さないとのことなので、
梅田さんの著書をもう一回整理してみよう、ということで、まずは「シリコンバレー精神」から。


この本に感銘を受けて梅田さんの著書を読むようになったわけなんだけど、この本は
インターネットが登場し始める1996年頃からネットバブルが弾ける2001年ころ
をエッセイ調で書かれたもの。進歩のスピードが速いITの世界においては、「ひと昔前」の
話だと思うんだけど、著者がシリコンバレーにやってきて感じたことや、組織との関わり方、
独立した際の話、などなどおもむくままに書いてある。


特に、将来スモールビジネスでも良いから独立したいと考えている自分にとっては、
日米の企業文化の違い、シリコンバレーの起業を支える文化的風土、梅田さんが独立した経緯
などは非常に参考にもなるし、感銘も受ける。



「…何でもかんでも、すべては個人の中から生まれるんだ。会社からじゃないんだ。価値を生み出す
のは会社ではなく個人なんだ。」(ゴードン・ベル/p208)

「グーグルに淘汰されない知的生産術」

http://d.hatena.ne.jp/umedamochio/20080509/p1

ウェブ進化論の梅田さんの記事から引用。


ポイントは以下の4点だと思う
・グーグルの登場で、従来の情報整理法では無意味(ネットに任せる)
・ウェブ上の記事にしろ本にしろ、「肝=要点」を拾う技術が重要
・組織よりも時間
・知的生産とはアウトプット。本を読むなどのインプット(知的消費)だけでは
 だめで、「書く」ことで知的生産は充実する。


最近は、本を読むなどのインプットはだいぶできるようになったので、
これからは、実際に書くことをしていかないと…

「レバレッジ時間術」

レバレッジ=てこの意味。レバレッジをテーマにコンサルティングする著者。
・知識社会=いかに限られた時間で成果をあげるか…
・時間の節約方法ではない。節約ではブレークスルーは生まれない。
・時間を投資する感覚。だれでも24時間なので、お金の投資と違いノーリスク。
・スケジューリングで決まる。逆算型のアクティブ・スケジュール。
・その際、カレンダーこそベスト。
・インプットの時間が、時間投資の元手で最も大事なので、真っ先に天引き。
・時間割をつくり、パターン化へ。
・若いうちから、「限られた時間の中でいかに成果を上げるか」「どう工夫すれば早く終わらせるか」を考えて仕事すること  は、人生で時間資産を築くための格好のトレーニング。
・「時間の分子生物学
・記憶作業は寝る前にするのがよい。
「パーソナルブランディング